SUNSEEKER(サンシーカー)は、境界ワイヤーを埋めずに、設定したエリアを自動で走って草を刈るロボット草刈機です。 敷地の広さに合わせてX3(最大800㎡)、X5(最大2,000㎡)、X7 PLUS(最大6,000㎡)の3機種から選びます。 この記事は、ロボット草刈機の導入を考えている方に向けて、SUNSEEKERの仕組み、機種ごとの違い、従来の草刈機との使い分けをまとめたものです。

草刈機には、刈払機、スパイダーモア、ウイングモア、ハンマーナイフモア、乗用モア、ラジコン草刈機など、さまざまな種類があります。 そのなかで新しい選択肢として広がっているのがロボット草刈機です。 フジテック岩手は、一関市でSUNSEEKERの正規取扱店として販売・設置・アフターサポートを行っています。

「草を刈る」から「草を管理する」へ

従来の草刈りは、草が伸びたら時間をつくってまとめて刈り、しばらくするとまた伸びて刈る、のくり返しです。

ロボット草刈機は、この考え方を変えます。 草が大きく伸びる前に、決まった時間に少しずつ刈ることで、草丈が低い状態を毎日保つという使い方です。 人が草刈機を持って敷地を往復していた作業の一部を、機械に任せられるようになります。

POINT

「草刈機を使って効率よく刈る」から「草刈りそのものを自動化する」へ。 人がすべての草を刈るのではなく、ロボットに日常の草刈りを任せるという選択肢です。

SUNSEEKERの仕組みと特徴

境界ワイヤー不要でエリアを設定

従来のロボット芝刈り機には、作業範囲を覚えさせるために地面に境界ワイヤーを設置する製品もあります。 SUNSEEKERのXシリーズは、衛星測位(RTK-GNSS)とカメラによる位置の認識(VSLAM)を組み合わせて走るため、境界ワイヤーを敷かずに作業エリアを設定できます。 敷地のレイアウトが変わったときも、アプリでエリアを編集するだけで対応できます。

障害物を見分けながら走行

本体の双眼カメラとAIで、庭木や石、ベンチなどの障害物を見分けて、よけたり向きを変えたりしながら走ります。 池や溝、花壇など、入ってほしくない場所はアプリで除外できます。 ただし、すべての障害物を必ずよけられるという意味ではありません。 使う場所の状況を確認し、安全に運用できる環境を整えることが大切です。

スケジュールを決めて自動運転

あらかじめ作業のスケジュールを設定しておけば、決められた時間に自動で草刈りをします。 「そろそろ草刈りをしなければ」と毎回予定を組む必要が減ります。 作業の進み具合や状態は、スマートフォンのアプリで確認できます。

バッテリーが減ったら自動で充電、雨の日は戻る

作業中にバッテリーが少なくなると、自分で充電ステーションに戻って充電し、充電が終わると作業を再開します。 雨を感知すると作業を中断して戻り、雨のあとに作業を再開するタイミングもアプリで設定できます。

X3・X5・X7 PLUSの違い

3機種の主な違いは、作業できる面積、走れる傾斜、刈幅です。 仕様はメーカー公式サイト(sunseeker.jp)の情報をもとにしています。

項目 X3 X5 X7 PLUS
最大作業面積 800㎡ 2,000㎡ 6,000㎡
最大傾斜 【要確認】 60%(約30度) 70%(約35度)
駆動 【要確認】 全輪駆動(AWD) 全輪駆動(AWD)
刈幅 20cm 22cm 35cm(ディスク2枚)
刈高 20〜60mm 20〜60mm 20〜100mm
管理できるエリア数 最大6エリア 最大8エリア 最大15エリア
4G通信モジュール オプション オプション 標準装備
防水性能・騒音 IPX5・60dB(A)(3機種共通)
向いている敷地 一般家庭の庭、別荘地の芝、障害物の多い細かな敷地 大きな庭、中規模の果樹園、休耕田まわり 広い果樹園、工場敷地、太陽光発電施設、大規模緑地

単純に「一番性能の高い機種」を選べばよいわけではありません。 敷地の面積、傾斜、障害物、草の状態を確認して、使い方に合ったモデルを選ぶことが大切です。 価格は機種や設置の条件によって変わるため、お見積りでご案内します。

導入前に確認すること

SUNSEEKERが向いている場所・向いていない場所

向いている場所

一般住宅の庭では、休日のたびに草刈りをするのではなく、日々の管理をロボットに任せられます。 農家の方は、果樹園の下草や、住宅・作業場のまわりなど、定期的に草を管理している場所で使えます。 すべての農地をロボット化するのではなく、ロボットが得意な場所だけ任せるという考え方です。

工場や事業所では、社員の方が本来の仕事とは別に敷地の草刈りをしているケースがあります。 たとえば3人で4時間の草刈りを年に6回していれば、年間72時間を草刈りに使っていることになります。 その時間を本来の仕事に使えるようになるのも、ロボット草刈機のメリットです。

向いていない場所

デメリットと対策は、ロボット草刈機のデメリットと向いている土地で詳しく解説しています。

従来の草刈機とSUNSEEKERを使い分ける

広い敷地では、場所ごとに草刈機を使い分ける方法がおすすめです。

場所・用途 向いている草刈機
日常的に管理する平らな場所SUNSEEKER
畦畔(あぜ)・法面スパイダーモア・ウイングモア
草丈の高い場所・荒地ハンマーナイフモア
人が入ると危ない急な斜面ラジコン草刈機
細かい場所・キワの仕上げ刈払機

たとえば、これまで刈払機で敷地全体を刈っていたなら、広い平らな場所だけSUNSEEKERに任せ、機械が入れない場所だけ人が刈払機で仕上げる方法があります。 今ある草刈機を活かしながら、人が刈る範囲を減らせます。 中山間地の法面やハンマーナイフモアなどプロ用の機械は、プロ用モア・自走式のページでご紹介しています。

購入価格だけで比べないことが大切

草刈機を選ぶときは、本体の価格に目が向きがちです。 ただ、本当に比べたいのは、今の草刈りに1年でどれだけの時間と費用を使っているかです。 人件費、燃料代、機械の維持費、刃などの消耗品、準備や片付け、刈った草の処理。 業者に外注している場合は、その費用も含めて考えてみてください。

一関市内で農業をしている方は、条件を満たせば一関市の草刈機補助金の対象になる場合があります。 詳しくは一関市の農業用草刈機導入補助金ガイドをご覧ください。

これからの草刈機選びは「人手」まで考える

草刈機は、一度買うと何年も使う機械です。 今は問題なく草刈りができていても、5年後、10年後も同じ人が同じ方法で草刈りを続けられるとは限りません。 高齢化や人手不足が進むなかで、「草刈機はある。でも、それを使う人がいない」という状況は、これから多くの地域で起こりうる課題です。

刈払機から自走式へ、自走式から乗用へ、そして人が操作する草刈機からロボットへ。 草刈機は、草刈りに必要な人の負担を減らす方向へ進化しています。 機械の性能だけでなく、これから毎年続く草刈りをどう続けていくかという視点で選んでみてください。

まとめ

SUNSEEKERは、境界ワイヤー不要で設定したエリアを自動で刈るロボット草刈機です。 敷地の広さと傾斜に合わせて、X3・X5・X7 PLUSから選びます。 すべてをロボットに置き換えるのではなく、ロボットが得意な場所を任せて、ほかの草刈機と組み合わせるのがおすすめです。

一関市・平泉町・奥州市など岩手県南、気仙沼市・登米市・栗原市・大崎市など宮城県北で、ロボット草刈機をご検討中の方は、商品ラインナップをご覧のうえ、お気軽にご相談ください。