草刈機のエンジンがかからないときは、「燃料」→「かけ方(チョーク・ポンプ)」→「点火プラグ」→「エアクリーナー」→「キャブレター」の順に確認すると、原因を見つけやすくなります。 この記事は、刈払機や自走式草刈機のエンジンがかからずに困っている方、とくに一関市周辺で「自分で直せるか、修理に出すべきか」を判断したい方に向けた内容です。
とくに多いのは、春先に久しぶりに使おうとしたときや、しばらく燃料を入れっぱなしにしていたときです。 多くの場合、原因は燃料まわりにあります。 いきなり分解する前に、次の順番で確認してみてください。
意外と多いのが、故障ではなく操作や準備の問題です。 次の3つを確認するだけでかかることもあります。
2ストロークエンジンの刈払機にガソリンだけを入れたり、混合の割合を間違えたりすると、エンジンを傷めるおそれがあります。 入れた燃料に心当たりがある場合は、無理にかけ続けずにご相談ください。
かけ方が合っていないと、燃料が多すぎたり少なすぎたりしてかかりません。 一般的なエンジン式刈払機のかけ方は次のとおりです。 機種によって操作が違うので、取扱説明書もあわせて確認してください。
チョークを閉じたまま何度も引き続けると、燃料が多すぎてかからなくなる「かぶり」の状態になります。 かぶったときは、チョークを開いた状態で何度か引くか、点火プラグを外して乾かします。
かけ方が正しいのにかからない場合は、次の原因が考えられます。
| 原因 | よくある症状 | 自分でできる対処 |
|---|---|---|
| 古い燃料・燃料の劣化 | 春先にかからない、かかってもすぐ止まる | 古い燃料を抜き、新しい燃料に入れ替える |
| かぶり(燃料が多すぎる) | 何度引いても初爆がない、プラグが濡れている | チョークを開いて引く、プラグを外して乾かす |
| 点火プラグの汚れ・劣化 | プラグの先が黒い、すすが付いている | 掃除または新品に交換する |
| エアクリーナーの詰まり | かかっても回転が上がらない、黒い煙が出る | フィルターを掃除または交換する |
| 燃料フィルター・燃料ホースの詰まり、ひび割れ | ポンプを押しても燃料が戻ってこない、燃料がもれる | ホースのひび割れがあれば使用を中止して修理に出す |
| キャブレターの詰まり | 燃料を替えてもかからない、すぐ止まる、回転が安定しない | 分解清掃が必要なため、修理に出すのがおすすめ |
| スターター(リコイル)の不良 | ひもが戻らない、引いても空回りする | 部品交換が必要なことが多く、修理に出す |
去年の燃料が残ったまま冬を越した草刈機は、燃料が劣化していることがよくあります。 劣化した燃料はにおいが変わったり、色が濃くなったりします。 タンクの燃料を抜いて新しいものに入れ替えるだけでかかることもありますが、キャブレターの中で固まってしまうと分解清掃が必要です。
点火プラグは、プラグレンチで外して先端の状態を確認できます。 黒く汚れていたり、電極がすり減っていたりする場合は交換しましょう。 プラグは機種ごとに型番が決まっているので、交換するときは型番を確認してください。
草刈りはほこりや草くずが多い作業なので、エアクリーナーは汚れやすい部品です。 詰まると空気が足りなくなり、かかりにくくなったり、力が出なくなったりします。 定期的に掃除しておくと、エンジンの調子を保ちやすくなります。
ハンマーナイフモアやスパイダーモア、乗用モアなどでも、燃料・プラグ・エアクリーナーを確認するところまでは刈払機と同じです。 このほかに、次のような点も確認してください。
耕作放棄地や笹藪で使うハンマーナイフモアは、刃のまわりに草が巻き付いて重くなり、始動しにくくなることもあります。 安全のため、刃のまわりの掃除は必ずエンジンを止めてから行ってください。
次のような症状がある場合は、無理に使い続けず、修理・点検を依頼するのがおすすめです。
キャブレターの分解清掃や部品交換は、慣れていないと元に戻せなくなることがあります。 フジテック岩手では、出張点検・持ち込み点検・引き取り修理に対応しています。 費用の目安は修理・点検のページに掲載しています。 実際の費用は現物の状態を確認してからお見積りします。
一関周辺では、草刈りが始まる春から夏にかけて修理のご依頼が集中し、お返しまでに時間がかかることがあります。 シーズン前の冬から早春のうちに点検しておくと、使いたいときにすぐ使えます。
エンジンの始動トラブルの多くは、シーズンオフの保管で防げます。 使い終わったら燃料を抜いて、汚れを落としてからしまう。 これだけで、春にエンジンがかかる確率は大きく変わります。 詳しい手順は草刈機の冬の保管方法をご覧ください。
また、毎年の始動トラブルや燃料の管理から解放されたい方には、エンジンを使わないバッテリー式の刈払機や、ロボット草刈機SUNSEEKERという選択肢もあります。 土地や使い方に合わせてご提案しますので、お気軽にご相談ください。
長く置いた混合燃料は劣化しているおそれがあるため、おすすめしません。 エンジンがかかりにくくなったり、キャブレターの詰まりの原因になったりします。 新しい燃料に入れ替えてから始動してください。
一般的には、スターターを引いて「ブルン」と一瞬かかる音(初爆)がしたらチョークを開きます。 チョークを閉じたまま引き続けると、燃料が多すぎてかぶりの原因になります。 エンジンが温まっているときは、チョークを使わずにかけられることもあります。
修理の費用、機械の年式、交換部品が手に入るかどうかで判断します。 修理費用が高くつく場合は、下取り査定をしたうえで、新品や中古への買い替えもご提案しています。 まずは症状をお聞かせください。
対応しています。 ただし、草刈りの繁忙期は当店でお買い上げいただいた機械の修理を優先するため、お返しまでにお時間をいただくことがあります。 お急ぎの場合は、まずお電話かLINEでご相談ください。
草刈機のエンジンがかからないときは、燃料、かけ方、点火プラグ、エアクリーナー、キャブレターの順に確認します。 燃料の入れ替えやプラグの交換で直らない場合や、燃料もれ・異音がある場合は、無理をせず修理をご依頼ください。